2026.03.24

新社会人にぜひ学んでほしい、ビジネス基礎力底上げ資格

季節も春めいてきて、「もうすぐ新社会人!」という読者の方もいらっしゃるでしょう。
資格・検定ラボでは過去にもこの時期には新社会人におすすめの資格を紹介する記事として「新社会人に役立つ資格」「新社会人にぜひ学んでほしいビジネスマナー系資格」などを書いてきましたが、今回はその続編的な記事です。
「新社会人にぜひ学んでほしい、ビジネス基礎力底上げ資格」と題して、過去記事とはまた違った側面から新社会人の皆さんにおすすめしたい資格・検定をご紹介したいと思います。

ビジネス文書検定
公益財団法人 実務技能検定協会が主催する検定で、秘書検定の姉妹資格的な位置付けの検定。ビジネス文書や挨拶状などの書式にまつわる知識、正確で礼儀正しい文章を書くための日本語力や表現力などが問われる内容となっており、3級・2級・1級があります。
最近は生成AIによって簡単に報告書や議事録などのビジネス文書を自動作成できる時代にもなってきていますが、生成AIに適切な命令(プロンプト)を出したり、生成AIが作成した文章の妥当性を正しく判断するためにも、ビジネス文書の基本的な書き方やマナーの知識は必須です。一見地味ですが「社会人基礎力」としては非常に重要な実践的スキルなので、ぜひ多くの新社会人に学んでみてほしい検定です。

日経TEST
名称のとおり、日本経済新聞社(日経)が主催するテスト。単に経済の知識を問うだけではなく、経済・ビジネスを読み解く力や、知識・情報をもとに状況判断する力などが問われる内容となっています。試験結果は合格・不合格ではなく、出題ジャンルごとのスコアという形で出ます。
さまざまな企業・業界の最新の取り組みや各国の経済状況など、ビジネスの具体的・時事的なトピックからも出題されるので、「この業界ではこんな新しい動きが進んでいるんだな」といった気付きが得られ、ビジネスの視野が広がったり、新しいアイデアの創造につながったりもします。
これを勉強しておくと、新聞やニュースから時事・経済を読み解く力が大きく変わってきますので、新社会人だけでなく就活生にもオススメです。

ITパスポート試験
IT系の国家資格群「情報処理技術者」の試験区分のひとつで、最も入門的なレベルに位置付けられている資格。「基本情報技術者」など多くの試験区分は基本的にIT技術者向けですが、ITパスポートは「ITを利活用するすべての社会人」が身につけておくべきITの総合的な基礎知識を問う内容となっています。
出題分野は「ストラテジ系(経営全般)」「マネジメント系(IT管理)」「テクノロジ系(IT技術)」の3領域に分かれており、IT分野だけでなく経営・財務・法務などビジネス全般の基礎知識が身につくので、ビジネス基礎力を総合的に底上げしてくれる内容となっています。
なお、情報処理技術者試験は2026~2027年度にかけて大幅な資格制度改定が予定されていて、ITパスポートは従来よりも「AI活用」に重点を置いた内容への改定が予定されています。

ビジネスコンプライアンス検定
IT分野を中心に多数のビジネス系資格試験を主催するサーティファイ社が実施している検定。
近年、ひと昔前であればそこまで問題視されていなかった言動がコンプラ違反とされ厳しく追及される風潮が高まってきています。パワハラ・セクハラなどのコンプラ違反によって大きく企業イメージを落とす企業も増えているなか、すべてのビジネスパーソンがコンプラ意識をもって行動することの重要性は近年ますます高まってきています。
この検定ではコンプライアンスの意義・考え方・価値判断基準などのコンプライアンス総論に加えて、会社法・独占禁止法・知的財産法・労働法・民法といった各種ビジネス関連法が出題範囲となっています。ビジネス基礎力として重要なコンプラ意識を醸成することができるとともに、ビジネスに関係する基本的な法知識を身につける入口としても有用です。

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