夏休みの旅行や自由研究に!全国のジオパーク検定
ジオパークとは地球(ジオ)と公園(パーク)を組み合わせた言葉で、地球科学的な価値の高いサイトや景観を持つ地域のことをいいます。地球の歴史を物語る貴重な地形・地質や自然環境を守るだけでなく、教育や観光(ジオツーリズム)にも活用しながら地域社会の持続可能な発展を目指す枠組みであり、私たちがそこから学べることは数多くあります。
2026年7月現在で、日本ジオパーク委員会が認定した「日本ジオパーク」が48地域あり、そのうち11地域が「ユネスコ世界ジオパーク」にも認定されています。(ジオパークの認定地域一覧はこちら)
中には誰もが知る有名観光地となっている地域もあり、夏休みの旅行先や自由研究の題材にもなりそうな、ぜひチェックしておきたいエリアがたくさんあります。
ということで今回は、全国各地に存在するジオパークをテーマとした検定をご紹介します。
伊豆半島ジオ検定
静岡県伊豆半島のジオパークをテーマに実施されている検定。伊豆半島は2018年に世界ジオパークに認定されています。
伊豆半島は本州で唯一フィリピン海プレートに乗っている陸地で、かつて南洋にあった火山島がプレートとともに北上し本州に衝突してできたという歴史を持ち、日本でここにしかない非常にユニークな地質学的特徴がある地域です。
東伊豆・南伊豆・西伊豆などエリアごとに異なる魅力があるのも特徴で、検定では伊豆の地形や動植物、温泉、歴史はもちろん、文学、交通、行事、地名など幅広いジャンルから出題されます。
毎年夏期にオンライン・郵送形式で受験できる3級が実施され、冬期にはペーパー試験形式の1・2級が修善寺総合会館(伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」併設)で実施されています。
糸魚川ジオパーク検定
新潟県糸魚川市のジオパークをテーマとした検定。糸魚川は2009年に日本で初めて世界ジオパークに認定された3地域のうちのひとつです。
糸魚川は日本の国石にも認定されたヒスイの産地として有名ですが、社会の教科書に出てくる「糸魚川ー静岡構造線」が通過しているエリアであり、東西のまったく異なる地質構造の境目となる日本最大級の大断層です。実際に断層のズレや地層のぶつかり合いを肉眼で見られる貴重な場所がいくつもあります。
検定は毎年秋期に会場試験形式で実施されており、糸魚川市だけでなく新潟市や東京都内にも会場が設けられています。
白山検定
石川県白山市のご当地検定。白山市は標高2702mの霊峰・白山から日本海までにわたる約2700mもの高低差があり起伏に富んだ地形を持つ市ですが、市内全域が「白山手取川ジオパーク」を形成しています。2023年に世界ジオパークに認定されました。
白山手取川ジオパークは「水と石の旅」がテーマとなっており、白山の雪解け水が手取川を下り日本海に注ぐ水循環の過程や、恐竜化石も見つかる手取層群・桑島化石壁などが注目ポイントです。
白山検定は毎年冬期に白山市内で会場試験形式で行われており、白山エリアの自然や歴史、文化、産業などを幅広く問う内容となっています。
洞爺湖有珠山ジオパーク検定
北海道西南部に位置する洞爺湖・有珠山をテーマとした、2025年3月誕生の新しい検定。洞爺湖有珠山は前述の糸魚川と同じく、2009年に日本で初めて世界ジオパークに認定されています。
約11万年前、日本列島最大級の大噴火でできた洞爺カルデラが湖となった洞爺湖や、数十年ごとに噴火を繰り返す活火山・有珠山などが存在するエリアであり、活火山と人々が共生する姿を間近で体感できる点が大きな特徴です。
検定は伊達市や洞爺湖町にて会場試験形式で実施されており、有珠山の噴火の歴史などがまとめられた公式テキストは検定サイトから無料でダウンロードして閲覧することができます。
これらの他にもジオパークをテーマとした検定や、ジオパークを試験内容に含むご当地検定は全国にさまざまあり、例えば「三陸ジオパーク検定」「ゆざわジオパーク検定」「下北ジオ検定」などが実施されていますので、ぜひチェックしてみてください。







