2026.02.10

試験直前期の短期集中型勉強にこだわろう

みなさんは、学校のテストや入試対策などの勉強で「長期的な勉強計画を立てたけれど、本当に真剣に勉強したのはせいぜい試験直前の数日間くらいだけだった…」というような経験はないでしょうか。
そして、それでも必要最低限ギリギリの結果は一応出せたという経験をしたことはありませんか。
これは裏を返すと、「必死になって本気で取り組めば、そのくらい短い時間しかかけなくても結果が出せる可能性は充分ある」ということです。

仕事が忙しくて勉強時間がなかなか確保できないという人は、あえて「短期集中型」の勉強で極力時間をかけずにやる、という取り組み方をぜひ意識してみてください。

勉強のスピード感を極限まで高めることは、「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」の問題です。
人は「直近のタイムリミットまでにアウトプットや成果を出さなければならない」という状況になると、集中力や本気度が極限まで高まり、締切が迫るにつれて普段以上の力が出せるようになります。いわゆる「締切効果」というものです。
締切効果によって自分を追い込む仕掛けをつくることで、勉強のスピードアップは想像以上の水準で実現可能なのです。

そもそも、勉強にかける期間は長ければ長いほどいいというわけではありません。あまりに長くなってくると、逆に、モチベーションやコンディションを高く保ち続けるのが難しくなってくるというデメリットもあります。
長期にわたる勉強では、いわゆる「スランプ」や「中だるみ」と呼ばれる停滞期が必ずと言っていいほど発生してしまうのはこのためです。

勉強時間について、たとえば
①試験直前の10日間、毎日5時間勉強する(総計50時間)
②試験日まで50日間、毎日2時間勉強する(総計100時間)
を比べると、①のほうが一日あたりでは確かに苦しいです。
しかし、負荷のかかる期間が2ヶ月近くも続く②と比べて、「たった10日間やり抜けば解放される」という点では①のほうがむしろ楽だともいえます。

マラソンのように「そこそこきつい状況が長く続く」のと、短距離走のように「かなり肉体を酷使するが短時間で終わる」のとではトータルで見てどちらがしんどいですか?という話になるわけです。

また一般論として、「試験日に近い時点で覚えたことほど、試験本番まで記憶に残っている可能性が高い」です。
たとえば試験の1ヶ月前に勉強した内容は、その後何も復習等をしなければ、試験本番時点ではすっかり記憶から抜け落ちてしまっていそうですが、試験の数日前に覚えたことであれば、試験本番まで記憶を保持できている可能性が高いのです。

そもそも、前述の②型の勉強では、「参考書を何周も回して何度も繰り返し覚えて記憶に定着させる」というフローが発生するために総勉強時間が長くなってしまうのですが、短期集中の①型は「記憶が薄れないうちに試験日を迎えてしまう」というやり方で、時間をかけて参考書を何周も回すという工程を削れるので、総勉強時間を大幅に短縮することができるのです。
そのため、①と②では総勉強時間は②のほうが多いのに、覚えた内容は①のほうがより多く試験本番時点まで記憶に残せているということもありえます。

試験直前数日間の勉強いかんで試験の結果が大きく変わってくることもあるので、「最後まで諦めずに、とにかくやれることをやりきる」ということをぜひ意識して取り組んでみてください。

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